いわゆるアルファブロガーの文章をコピーしたレポートを拝む機会があった。IT化を推進するその授業では、学生たちが提出したレポートをWEB上で全て読むことができる。その中の一つ、梅田氏の『ウェブ進化論』について書かれたものが、R30氏の書評まんまだった。自分がこの本を読むきっかけとなった文章だったから読んですぐにわかった。剽窃された部分はほとんどいじられていなくて、後からとってつけたような彼自身の感想とR30氏の評が、見事なほど分離している。あまりにも惨めだ。
一部の学生によるものにすぎない、と理解はしている。だが、仮にも日本の決して少なくはない高校生が目指す大学だ。その格差にはあまりにも決定的なものがあって、思わずうなだれたくなる。その学生はたぶん、自分の拙い感想文より、ネット上に転がっているそれらしい文章のほうが、時間もかからず評価も上がると考えたのだろう。だが、皮肉なことに、その行為自体ももちろんそうだが、剽窃した結果出来上がったレポートはむしろ彼自身の無能さを垂れ流すものとなってしまった。彼は自分の文章と他人の文章の違いを理解し寄り添わせることすらしなかった。いや、できなかったのだ。圧倒的な力量の差が見えなくなっているほど盲目化している。
結論としては、コピペすんならもっとうまくやれ、である。そもそもあんなメジャーなところからコピーするのがアホすぎる。その時点でネットリテラシーがないのが露呈してしまうし、こんなことにgoogleが利用されるようでは梅田氏も草葉の陰に隠れて泣くしかない。確かにレポートのコピーはネットが普及して進化した。だが、手段が簡易化しても利用者が変化するわけではない。レポートコピペ2.0は、哀れな学生たちを厳しく白日のもとに曝す役割を果たすことになるだろう。本人たちが無自覚であるだけで。
レポートコピペで思い出したよ。 このあいだ、自分のブログに書いた文章をレポートとして提出したんだけど、ググられて「これは完全なパクリだなけしからん」とか思われたらどうし...
http://anond.hatelabo.jp/20070204164912 レポートが駄目になるかブログが教授バレするか2択(バーチャファイター表現)じゃん! 実名ブログ以外での実名文章提出とブログ文章のカブリは危険危険...
梅田氏はまだ草葉の陰じゃないと思う。 それはともかく読書感想文の審査もひどいものである。上手い作文が出てきたらググらないと怖くて外部へ応募できない。
R30でウェブ進化論の書評はGoogle一発ですね。 で、Web上でレポートは見れるのだから その書評から特徴的な文章を適当に抜き出して検索すれば、 その馬鹿学生が誰なのか、時間さえかけれ...
レポートコピペで一年を棒に振った男である。
とりあえずやってみたけど、今のところひっかかりませんでした。 http://www.google.com/search?hl=ja&q=%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%81%AE%E7%B5%84%E7%B9%94%E5%8C%96%E3%81%AE%E5%8A%B9%E7%8E%87%E6%80%A7+%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%83%99%E...
結論としては、コピペすんならもっとうまくやれ、である。 教員は、そんな結論は出さない。