2007-01-09

(今更ながら)増田の日々とは

増田伊織は、村営はてぼ厨学校生徒会役員。役職は、書記。

おとなしく、無口で、自分から喋るのを見たことがない。

放課後は大抵、生徒会室か社会科準備室を覗くと、いる。

増田仕事は、生徒会宛に寄せられる投書を、書き取って、貼り出す。

増田は無口だから、この仕事を引き受けてからというもの、

投書を書き取っては掲示するこの退屈な仕事を、ただ淡々と、

でも確実にこなしている。

投書にはいろんなものがある。便所の落書き同然のものもあれば、

気宇壮大な妄想もある。学校のこと、社会のこと、地球のこと、

勿論各生徒がてんでバラバラに思いのままを書き綴って投書するから

一貫性など無い。

増田の字は、上手くもないが、下手というわけでもない。

ひとことで言うと、無個性。

貼り出された文章は、確かに増田が書いたものだ。

でも実際は、増田はそれを書き取って貼っているだけで、

ほんとうは生徒のうちの誰かが書いたものだ。

誰だかは、わからない。でも、増田は、全部知っている。

貼り出されるときは匿名だけど、投書は記名式だからだ。

だから、これを書いて投書したのが僕だということも、増田だけは知っている。

増田は無口だから、何も言わないけど。

 

…というような妄想

一応「増田伊織」は男女どちらでもいい設定。

(勿論「僕」が「僕っ娘」という設定もあり。)

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